5月のバルーンサファリ
久しぶりで、熱気球に乗り込んだ。
バルーン会社もこの時期お客さんがいないらしい。ボクの連れてきたお客さん4名と、遊びで乗り込んだバルーン・パイロット2名だけで8人乗りバルーンは離陸した。
チーフパイロットのグレックが言った。
「今朝はこの一週間の中で一番良い天気だよ」
リトルガバナーズの森から僕らを乗せたバルーンが浮上すると、見えてきたのは草原に広がる霧だった。雨によって平原に溜まった水分が水蒸気として上がったのだろう。とても幻想的な風景だ。
バルーンに乗って楽しいのは、車では入っていけない森の上を通過することによって眼下の森に住む動物や、木の上の鳥の巣が観察できるところだ。
今朝はこちらを珍しそうに眺めるキリンや、森の中で寝ていたらしいゾウの群れ、陸を歩く朝帰りのカバも頻繁に見られた。
中央に池のように見えるのは水蒸気で出来た雲海だ。
低空飛行すると霧の中にウォーターバックが佇んでいた。不思議そうにこちらを見つめる。
地上から200mほど上昇すると、マラ川に「三日月湖」が出来るのが確認できる。
森の中を移動するゾウの群れを観察できるのはバルーンだからだ。
上空からぶれずに写真を撮ることが出来るのもバルーンのいいところ。
ソウゲンワシが枝に留まる。
バルーンならキリンを「見おろす」ことができる。
自分の乗っているバルーンを撮る方法。
道がまっすぐ一本の樹へと続いている。実はこれはカバが作ったトレイル。といってもなかなか信じがたい。