10月のサファリダイアリー、その1
2日、
イボちゃんの子ども4頭がにげる
[15:28、ゲート]
最近よくイボイノシシの子供を見かけるようになった。
毎年10月になると子供が生まれる。そしてボクはマサイマラでまた一年が過ぎたことを知る。
8月はトムソンガゼルの出産期、9月はトピ、と動物カレンダーが作れそうだ。
イボイノシシの子供は通常2〜6頭くらい生まれるようだが、これから始まる大乾季のあいだライオンに狙われてしまうので、これからの1年間を生き残れるのは1頭もしくは0頭に近い。
どうしてそこまで…と思いたくなるカラフルな嘴
身長140cm[16:30、マジヤンデゲ]
クラハシコウのペアが湿原の小さな水溜まりで、せわしなく嘴を動かしている。観察していると、オタマジャクシを捕まえているのがわかった。よくもあんな長い嘴で器用に小さな生き物を捕まえるものだ、と感心。
川から上がってきたところで出会ったゾウの群れ
[16:44、マジヤンデゲ]
マラ川沿いの森の中からゾウの家族が草原に出てきた。その中には母親のお腹の下を簡単にくぐれるくらい小さな赤ちゃんがいた。サイズからして生後1カ月に満たないだろう。
観るとゾウたちの身体の下半分だけが濡れている。川を渡ってきたに違いない。
こういうとき、子ゾウはどうやって渡るのだろう?
子ゾウは泳げるのだろうか?(体重があるオトナゾウは水底を歩くはず)
マラ川の水深は、子ゾウが精いっぱい鼻を持ち上げれば水面に届く深さなのだろうか、それともまさか母ゾウが鼻で持ち上げないよなぁ。[17:15、ニョロロ]
ライオンを探していると、久しぶりに夕立が降り始めた。なんだか「恵みの雨」という気がして嬉しくなる。
そして「木登り好きメスライオン」が雨の中歩いているところに遭遇した。
メスライオンは水を嫌がらず、ときどき座っては身体を舐めて毛繕いをした。
なるべく雨に濡れないように努力する若オスライオン
メスライオンの進行方向へ先回りすると、薮の中に相方の若オスライオンがいた。若オスライオンは水に濡れることを嫌い、身体を小さくして茂みに身を隠していた。身体は濡れぼそってなんとも情けない顔をしている。
薮では横殴りの雨を回避できないことを察したようで、歩いて風よけになるアリ塚の脇に身を横たえた。[17:50、エアスト]
雨の威力が弱まると、西の空より日差しが入り込んだ。
虹が出てきてゲストたちより歓声が上がる。
ちょうどゾウの群れが歩いていた。サービスしてちょうど「虹とゾウ」の2ショットが入るようにした車を回した。みんな感動する。
そして雨につられたらしく、なぜか珍しくカバが草原を歩いていた。調子に乗って「虹とカバ」の2ショットになるよう車を回してみた。でもこっちはあまり絵にならなかった。
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5日、
[16:37、ゲート]
道路を横切る動物。ジャッカルかと思って近づくと、夜行性のサーバルキャットだった。
ジャッカルとサーバルキャットの習性で似ているところに気づいた。
それは道路の側溝を歩くのが好きなところだ。きっと隠れやすいし餌になる昆虫や野ネズミなどを見つけやすからだろう。
しなやかな動きで道路を横断するサーバルキャット
[17:00、クフカマシンゴ]
最近この場所で同じクロコダイルの個体を見かけるようになった。体長4mはあるだろう。どうやらこの場所をなわばりにしているらしい。重い身体を持ち上げると、ずるずる水の中へ入っていった。普段動いてくれないワニだけに、ときどき動きを見せてくれると感動する。ワニは本当に生き残った恐竜だと思う。
口が半開きの大型クロコダイル
[17:29、セレナヒポプール]
すぐ近くまで夕立が近づいて来ている。水分を含んだ、強い風が吹き抜ける。
どうやら部分的な雨のようだ。2kmほど離れたところで雨が降っているのが僕らの場所から見てわかった。
右から左へ雨のカーテンが移動していく
局地的な強い風を伴う雨のようでこれから雨が通り抜けようとしている草原が白くかすんで見える。それは風によって巻き上がった埃のようだ。
あの雨の中に入ってしまう動物観察はむずかしかしくなるけど、基本的に部分的な雨は草原に緑をもたらし、土に適度な水分を含ませるので雨上がりは埃が立たなくてサファリドライブにはちょうどいい。
風に翻弄されながらも餌を探すジサイチョウ
[17:38、モゴロ]
強風に翻弄されながら、ジサイチョウの群れが地面をうろうろして餌探しをしている。
サイチョウの仲間は嘴の先で器用に食べ物を啄ばみ、ぽいっとのどの奥に放り込む。それをこの強風の中で行っているのだからたいしたコントロールだ。