12月のサファリダイアリー、その6
31日、
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[7:31,ムシアラ]
今日も、マラ川を挟んで対岸のエリアへ赴く。
開けた草原でいきなりシマウマを食べたメスライオン3頭に出会った。
シマウマは夜中に仕留めたと思われる。シマウマのお腹だけぽっかり空洞になって食べ尽くされていた。
メスライオンたちの顔や腕が血で赤く染まっている。毛繕いする余裕もないほど満腹で、ひたすら休息中だった。
水草が青々としていた
[8:00,ムシアラエアスト]
水草の敷き詰まった人工池に、シマウマの群れが水を飲みに来ている。
雨はところどころ降り始めているが、まだ野生動物全体が潤うほどの降水量ではないようだ。一日に一度は水を必要とするらしいシマウマは、最近はあまり水辺から離れて生活しないようだ。ヌーはさらに水を必要とする動物だと聞く。だからシマウマを置いてさっさとタンザニアへ戻り始めたのかも知れない。
カバの顔が水面で渋滞
同じ人工池の一角は、ボクが「ムーミンの池」と呼んでいる。
ここもカバの群れがひしめき合っている。池の水嵩が無いので身体全体が隠れる場所を求め、仲間どうしで喧嘩していた。
カバもヌーのように大移動したら面白いのに。
日光浴中の「クイーンの娘」と家族
[8:35,パラダイス前]
昨日獲物を捕まえて食べたチーター、「クイーンの娘」の家族に会う。
今日はまだお腹一杯なので、何もする気無いらしい。
僕らのサファリカーが近づいても、ときどき顔をキョロキョロさせるだけでずっと横になっていた。
今度は木の木陰で、休息中
[10:15]
僕らは朝食後、チーター家族がなにか新しい行動を起こしていないか確認しに行った。
でも彼らは少し歩いただけで、陽射しを避けて樹の下で微睡みをするだけだった。[10:34、エアスト]
ライオンのペア情報が無線で入ったので、教えられた茂みを探した。
そこに寝ていたのは群れのボス「ソロー」ではなく、息子の「パラオ」の方だった。
パラオもついにメスを連れて一人前に繁殖行動ができるようになったらしい。
しばらく様子を見ていると、メスがすり寄ってきて交尾が始まった。茂みの中で態勢が上手く決まらないらしく、メスライオンは乗り掛かるパラオのために伏せの状態で少し移動した。
パラオの交尾
交尾の後、メスライオンはお決まりのでんぐり返りをして、お腹を見せた。
パラオが一人前になったのなら、このナワバリからいつか出ていくのだろうか。でも、今のところ父親ソローのナワバリで生活しているので、ボクは変わらず彼のことを「パラオ」(パラサイトの意)と呼ぼうと思う。年末「サファリ締め」にふさわしい(?)動物観察が出来た。
また来年が楽しみだ。
HPでの公開はこれで止めてしまうが、これからも出来るかぎり個人的な観察を続けていきたい。
おしまい