マラ・コンサーバンシー マンスリーレポートより、
2003年2月の出来事抜粋

総体

最初の3週間は時々発生する嵐に見舞われたがその後、素晴らしい快晴になる。
日中は暑くなり、夜間は冷え込む気候になった。

マラ・トライアングルに定住していた1頭のクロサイは、未だに対岸のオルキヨンボ方面に残っている。
コンサーバンシー代表は、KWS(ケニア野生生物局)のMr, Martin Mlama と会合を持ち、数頭のサイを別の場所からトライアングルへ輸入する計画を相談した。
現在2つの選択肢がある。1つはケニアで絶滅してしまったシロサイを持ち込み様子をみる選択。もう一つは数頭のクロサイを新たに導入する選択だ。その選考をするためにムラマ氏はマサイマラへ訪れる予定。

16日から3日間にかけてコンサーバンシー代表は、KWSトレーニングセンターでR・リーキー博士によるワークショップに参加した。
会議の内容は博士自身の提案である保護区のための基金運営である。最大の目的は、ケニア、ウガンダ、タンザニアにある保護区でお互い協力的に資金援助を行うことにある。非常に意義のある案であるが、現実的には資金不足の問題を避けられない。

8日、代表はオロナナ・ゲームランチの地主に会う。地主は3月から公園料の一部を徴収する最終案をコンサーバンシーに提示している。次28日の話し合いで地主は、公園料の10〜12%の売り上げを徴収する要望を出した。
この件については、コンサーバンシーとカウンシル(自治体)との間での会合と同意が必要だ。

Mr, Parsaloi ole Kantai によって「エコフォーム・マガジン」にコンサーバンシーについての非常に不愉快な記事が紹介された。
いくつかのコメントは中傷に値し、違法行為が認められる。


観光産業

旅行者の人数は先月に引き続き変動している。公園徴収料は前年度より20%も低下した。
イラクにおける問題が解決しないかぎりは、これから向こう3ヶ月は旅行者数が減少すると予想される。


警備

今月は11件の逮捕があった。2001年から運営しているコンサーバンシーの活動で、今までのところ合計183個の罠が徴収された。

マサイ族が家畜の放牧による保護区不法侵入で4度、逮捕される。逮捕されたマサイ族は一晩拘束ののち説得を受け、釈放される。オロオロロゲート付近でのこの問題は絶え間ない。というのは、この付近に住むマサイ族は保護区に隣接する草原まで牧畜をする許可を「州自治体」から得ているからである。

3日、深夜3時に国境付近のタンザニア領において、クリア族4人のうちの3人が密猟で逮捕される。密猟者たちは今までの狩猟方法を変えたらしい。夜暗くなってから密猟者はイヌと共に部落を出発し保護区に入り密猟を始め、明け方前には戻るようだ。
今回の密猟者たちは深夜1時ころから猟を始め、逮捕されるまでにすでに4頭のトムソンガゼルを捕らえていた。

21日、エスケープメント付近でマサイ族の牛が盗まれた報告を受けた。おそらくタンザニアの密猟者によるものだ。コンサーバンシーは牛を連れて通過すると思われる道をパトロールし、保護区に入る前に牛を取り戻した。泥棒をしたものは掴まらなかった。

22日、4人の不法入園者を発見し追跡する。しかしマラ川を越え別の自治体へ入り込んでしまい、途中の薮で不運にも見失った。

24日、タンザニア側保護官との合同調査によりマラ橋より南20kmと30km付近で4人の密猟者を逮捕した。一つのグループは1頭のインパラを狩猟していた。新たに6つの罠を没収した。

28日、セレナ本部の公園長によって、川でカバを槍で刺した密猟者グループの1人を発見したが見失った。カバは川の反対側へ逃げてしまった。まだ密猟者もカバも見付かっていない。

オロナナロッジに定住していたイボイノシシの鼻先に矢が刺さっていた。おそらくロッジ付近に住むマサイ族の少年の仕業だろう。イボイノシシの鼻に刺さった矢はマサイの長老によって外された。

タンザニア側国境付近で密猟者によって草原に火が放たれた。野火はケニア側のミリマタツゥ方面まで燃え広がる。ある晩はその密猟者たちを発見するが取り逃がしてしまった。今後、夜間パトロールを強化する。


収益と会計

保護区入園料の合計
レジデント:403,657ks(およそ800人)
ノンレジ :46,366US(およそ1717人)
バルーン :186,861ks、6,600US

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