マラ・コンサーバンシー マンスリーレポートより、
2003年9月の出来事抜粋総体
今月に入って3週間は部分的な雷雨とにわか雨がマサイマラ全体に降りわたった。その後、乾燥した日が続いている。
4日、代表は、NGO組織であるFriends of Conservation とマサイマラ地域で地元主体の開発計画ができないか相談した。
在来種の植林を研究しているマーク・ニコルソン教授がマラ・トライアングルに訪問し、アンガトバリコイ地域で在来種により植林が可能かどうか調べた。
ニコルソン教授は11月に種子をもってトライアングルに戻ってくる予定。21日、オロオロロ集落民が武装警備隊によって強制立ち退きさせられた。
住民はエスケープメント上のカワイ集落へ移動する。不幸にも小競り合いによって警察監視官が怪我を負い、集落民の一人が死亡した。今は騒動は納まり、観光に被害を与えていない。
住民達は少しずつ家財道具を持ち運びだし、カワイ集落に数件の家を建て直した。レスリー・ローチ女史と共にエスケープメント上の地主、ファルラ氏に会う。ファルラ氏は始めての話し合いで、1200エーカーの土地を5年間保護のために利用する同意を示した。
野生動物
5日、生後1歳のチーターの子供が死んでいるのをタンザニア国境付近で発見した。
子供の咽から下あごにかけてひどく腫れており、死因を調べるために研究所へサンプルを送った。結果、ヘビに噛まれたために死に至ったらしいことがわかった。対岸のナロック側に大移動群が集中している。ようやく今月の終わりごろにかけてヌーとシマウマはトライアングル地域に移動しようとマラ・セレナ付近のマラ川で頻繁に川渡りを繰り広げた。
トライアングルへ入った大移動群は、タンザニア国境付近より入ってきた大移動群と合流した。
そうとうな数のヌーが溺死した。理由の一つは川渡りを見学しようと観光客を乗せるサファリカーが適切な川渡りポイントを封鎖してしまった原因による。観光産業
週末の収客状況がよく、今月の保護区入場者数はまずまずだった。結果、ロッジ全体の70〜75%の部屋が埋まる。
各ロッジのマーケティングの成功であると同時に、トライアングルの整備と警備が良くなったおかげでもある。米政府観光局による渡航注意などにより、アメリカ人の旅行者数が減った。この影響は来年まで長引くと予想される。
政府は新たなマーケティング開発のため、ケニア航空が提携しタイ国女王をマラ・セレナロッジに招待した。イギリスのBBC「ビックキャットダイアリー」の撮影は、今年マラ・トライアングル方面では行わなかった。
警備
今月は9人の密猟者を逮捕し、合計34個の罠を押収した。
13日、4人の密猟者をタンザニア領で逮捕した。彼らは前の晩に進入し罠を仕掛けていた。
また、13人の密猟者たちを逃してしまった。彼らは30〜40個の罠を仕掛け、最低でも6頭のヌーを捕獲したと思われる。
4つのワイヤー罠、2本の矢と弓、ナイフを没収した。23日、4つの罠と、別の場所で20個の罠を発見。夜間張り込みをするが密猟者は発見されなかった。罠を取り外したが3頭のシマウマが罠に捕まって死んでおり、1頭は逃がした。
24日、足跡を追跡し3人のうち2人の密猟者を逮捕した。10個の罠をと槍を押収した。動物はまだ殺されていなかった。
収益と会計
今月の保護区入園料の合計
国内在住利用者:1586109khs、 およそ3170人
国外 :131386US、 およそ4380人