1月、ガル・アカシア
学名:Acacia drepandobium
暑い日が続き草が枯れる中で、ガルアカシアが一斉に花を咲かせている。
オロオロロの丘の上は満開だ。匂いといい、枝ぶりがボクに春の山桜を思い出させる。
マサイマラ周辺ではこの樹皮がよく剥がされており、白い幹がむき出しているのを見かける。聞くとマサイ族はこの木の皮を噛んで、のど薬に用いるそうだ。
また、根を浸した水にミルクを混ぜてお茶を作ると、出産後の女性の排尿促進剤になるらしい。
クリーミーホワイトの可愛らしい花は、甘酸っぱい香りを風に乗せて漂わせる。
日中はハチ、ハエ、カナブンが忙しくこの周りを飛び回っている。
「ガル」とは虫瘤のことで、このアカシアの作る瘤にアリが穴を開け中を食べて巣を作る。
アリとアカシアは共生関係にあり、アリは巣とエサを提供してもらう変わりに、木の葉を食べにやって来る動物を撃退してくれる。
写真のアリはシリアゲアリと言い、外敵が来るとお尻から動物の嫌いな蟻酸を出す。
アリの開けた穴に風が吹くと口笛のような音が鳴るので、ホイッスルアカシアとの呼び名もある。