乾季を喜ぶ昆虫たち

雨が降らず、乾燥した過ごしやすい気候になった。そして最近ずいぶんと虫が多いことに気付く。一般に昆虫達は湿度が多い処を好むようだが、乾燥していてもこの暑さに喜ぶ虫も多いらしい。
日中は普段見かけないセミ達の鳴き声が高い。ここのいるセミは日本のツクツクボウシより小さくて地味だ。声も「ジミーーー」と単調に鳴く。
夕暮れになるとやぶ蚊が多くなる。それに名前の分からない小さなハエが増える。このハエはまとわりつくだけなく、ときどき皮膚を刺すのだ。けっこう痛くてパチンと叩くと容易に殺せる。そして血を吸われていることに気付く。そのときはそれで終わりだが、時々思いだしたようにその箇所が痒くなる。やっかいと言えばそうだが、やぶ蚊もサシバエも防虫スプレーに容易に防げる。
夜になると、外燈にドライバーアントが集まり飛び交う。アリの仲間で牙があるが噛み付いたり刺したりはしない。ただソーセージフライの別名の通りお腹がトンボのように長くて大きい。これが明かりの上を無闇にブンブン飛び交うと、けっこう邪魔に思える。ときどきボクのデスクの上に落ちてくると、短い足でウニウニと歩く。ボクはそれを捕まえると、箱にしまっておく。ロッジに多く住み着いているレインボーアガマの好物なのだ。ボクはこのドライバーアントを餌にしてアガマの観察をするのが好きだ。アガマの目の前にドライバーアントを放り投げると、目の色を変えて飛び付いてくれる。そしてパリパリと食べてくれるのだ。

昨夜は夜虫を食べにきた緑のカマキリがいた。指でからかうと、羽をばっと広げ威嚇のポーズを取ってくれた。その姿がまるでコブラの擬態のようで勇ましく、写真を撮った。名前は分からない。


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