5月、幼稚園生のリサイクル
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近所の幼稚園へ通っている子供たちに出会った。
子供たちが大事そうに持っている、折り畳まれた紙に目が行った。
「みせて」
と、お願いすると、恥ずかしがりながらぼくに紙を広げてくれた。
A、B、C、と書いてある。アルファベットの勉強をしているのだ。
そしてよく見ると、文字は泥で書かれていた。
こちらでは、まだ紙やペンは貴重品である。泥で書いた文字は、乾いたらポロポロと剥がれて、紙はまた使えるのだ。
なんて頭が良いのだろう。別に道具に恵まれてなくても、勉強はできるのだ。
ぼくは目からウロコが落ちる気がした。
ほんの少し前までは子供たちは校舎がなくても木の下で、黒板の代わりに地面に字を書いて勉強していたという。
ぼくは「何のために勉強するのだろう?」という
当たり前のことを、もう一度考え直したほうがいい気がする。6月、一番透明な水
マサイマラを流れる年間を通して枯れることのないマラ川は、専門家に水質検査をしてもらい調べたところ「適飲料」と出るという。ガラスのコップに水を入れしばらく置いておくと、茶色い砂は下に沈殿し、透明になる。
確かにマサイ族は直接、川に口をつけて水を飲んでいるが、ボクにはまだそこまでの勇気がない。
今日は小学校で、一番透明な水を手に入れる方法を教えてもらった。
いつものように夕立がやって来た。校舎の屋根に落ちる雨は雨どいを通って一箇所から流れ落ちる。
学生達は持参しているペットボトルにその雨水を入れ、飲んでいた。
雨で学生服が濡れることより、奇麗な水を手に入れることの方が大事なんだ。