健康管理について

 この文章はボクが5年間マサイマラで生活してお客様を観て感じた感想やアドバイスです。個人的な意見がかなり入っていますが、これからムパタへお越しになる人に少しは参考になると思っています。

 サファリドライブは、サバンナの中で何時間も過ごすことになるハードな環境です。自分の健康管理は自分でしなくてはいけません。かならず体調に合わせて出発して下さい。旅行を終え家に着くまで快適でいるために、ここで無理は絶対禁物です
 せっかくはるばるケニアまで来たのだからちょっと頑張ってでも動物観察したい。自分が行かなかったサファリで誰かが珍しい動物を見るのが悔しい。車に乗っているだけだから大丈夫だろう、という気持ちはわかりますが、その考え方は大いに間違いです

お客様のよくある病気

 アフリカの病気というと恐ろしい風土病を思い浮かべる人がいます。でも、マサイマラのロッジでの数日宿泊で、そのような病気に感染する可能性はまずありません。ご安心下さい。
 また、万が一感染しても急性でないかぎり潜伏期間がありますので、旅行者の方は日本で発病します。様子がおかしいと思ったら、熱帯病の治療できる病院を探してご相談下さい。

○下痢
 お腹を壊す理由はいちがいに飲料や食事のせいとは言えません

寝不足や体力が落ちると消化器系の活動が下がり下痢を引き起こすこともあります(特に環境の変化に弱い男性)。
大使館の医務官のお話では、旅行者のおおかたの下痢の原因は、身体の体内時計が時差ボケのために(日本と6時間差)、普段食事をしない時間の食物をうまく胃腸が消化できないため、だそうです。
 下痢になったら強引に薬で止めるのではなく、水分を取りながら安静にするのが一番です。

○日射病・脱水症状
 常に湿度の高い日本で生活する私たちが一番イメージできないのが、空気の乾燥です。
強い陽射しによって皮膚から汗が出てもすぐに蒸発してしまうので、自覚なく脱水してしまいます。皮膚の露出部が多い服装ですと、さらに脱水が進みます。特に気を付けなければいけないのは頭部です。軽い脱水症状ですと身体がだるくなり食欲が無くなります。それから他の病気を併発してしまう場合もあります。意識して水分を補給し、疲れたらすぐに休息して下さい

○発熱
 発熱は風邪だけではなく、疲れ、脱水によっても引き起こされます。
サバンナの気候は乾燥により、一日のうち寒暖が激しく変化します。充分注意して、気温に合わせて服装を代えたり重ねたりして下さい。ちょっとくらい、と思って我慢すれば、その分あとで疲れが溜まります。
 特に早朝のサファリでは「これでもか!」というくらい厚着して下さい。暑すぎたら脱げますが、寒すぎてはドライブ中に暖をとる方法がありません。

○膀胱炎
 女性の方はサファリドライブ中にトイレに行きたくなっても我慢して、膀胱炎になる方がいます。膀胱炎は休息しても直りませんので、ナイロビの病院へ行かなくてはなりません。特に一度でも膀胱炎の経験のある方は注意して下さい。
 サファリドライブ中に行きたくなったら遠慮せず、ドライバー/ガイドに教えて下さい。安全な場所を探してネイチャートイレット出来ます。トイレは生理現象ですから何も恥ずかしいことではないのです。草原でのトイレはきっと気持ちの良い思い出になります。

敷地内について

●防虫対策
 野生動物の生活するサバンナには当然昆虫も生活しています。よってサファリドライブ中以外にも、敷地内で虫に刺されたり噛まれることもあります。一番良い方法は長袖長ズボンを履き、皮膚の露出を防ぐことです。防虫スプレーや蚊取り線香は匂いがきつすぎるので嗅覚の敏感な野生動物観察する際には不向きです。
 ちなみに、夕方やぶ蚊が発生することはありますが、マラリアを持つ蚊はいません。朝晩の冷え込みがきつい場所ですので思っている以上に虫が少ない所です。部屋で蚊取り線香を炊く必要もまったくありません。

●ヘビ
 敷地の外周には危険な大きな動物が入ってこないよう電線及び有刺鉄線を張り巡らしています。でも小動物は入ってきてしまいます。
 哺乳類は好きでも爬虫類の嫌いな人は沢山います。しかしヘビは世界中のいたるところにいるもので、とくにこのような環境では防ぎようがありません。
 マサイマラにはコブラのような猛毒を持つヘビがいます。今まで咬まれて死んだ人はいませんが、今後も絶対にありえないとは言えません。かといってむやみに恐れることはなく、ヘビは無闇矢鱈に人を噛む動物ではありません。咬まれないように注意するには、まずは特に夜間の足元に注意して下さい。日中敷地内を散歩するのは自由ですが、草丈の高いところでは充分注意して下さい。岩や樹に触れるさいにも注意して下さい。もし間違ってヘビを踏みつけたり掴んでしまったら、噛み付いてくるかも知れません。

※ムパタには常駐のナースがおり診察、注射を打つことが出来ます。また近所にも診療所が有り現地ドクターがおります。非常事態の際はフライングドクター・サービスを受けることも出来ます。(全て有料)

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●サファリでの持ち物、服装について

●ムパタサファリクラブの施設説明

●ムパタサファリクラブのサファリドライブ注意事項