MARCH,2001

雨のカーテン

日中あんなに強い日差しは、どこへ行ったのか。いつの間にか空に白い雲。
ゴロゴロと、地を這うような雷の音。
少しづつ、しだいに強く吹きつけてくる風。
そして風は湿り気を帯び始め、ヒンヤリとしてくる。

雨が来たぞ。
ここでは決まって、北西からやって来る。
ビクトリア湖と、紅茶の産地マウ山からやってくる恵の雨だ。

ぼくの住むロッジは、高い丘の上にあるので遠くが良く見晴せる。
だから天気の変化が手に取るようにわかる。
青空にポッカリと浮かぶ雲は、草原に一つだけ影を落とし、一息の涼風を運んでいる。
雨は、カーテンのように雲から幕を下げる。

上の写真は、左(北)から右(南)にゆっくり移動する雨のカーテンを撮った1枚。
雨が降る場所が部分的に見えるなんて、アフリカならでわのスケールの話だと思う。

・今月のトピックへ

・バックナンバーへ